Interview 02 K・Yさん
2017年9月入社 広島船舶代理店事業グループ
世界を股にかける、グローバルな仕事だと実感しています
入社のきっかけ仕事で海に貢献したいと思い当社に就職
小学生の頃から、観音マリーナを拠点に「セーリング」競技を続けてきました。練習中に、出島コンテナターミナルに大きな船が入出港しているのが見え、「どこから来て、何の荷物を積んでいるんだろう」と常々思っていました。県外の大学に進学しセーリングを続けましたが、卒業後は競技で深く係わったお世話になった海に貢献できる仕事に就きたいと考えるように。最初に就職活動を行った国内の大手船会社は、勤務地が海外だったり首都圏だったりして、私の希望と合致しませんでした。合同就職セミナーで、「邦船3社」の一つである「川崎汽船」に足を運んだとき、グループ会社に、地元広島に本社を置くシーゲートコーポレーションがあると知り、私にぴったりだと思ったのが入社のきっかけです。
現在の業務言語や文化が異なる国とのやり取りも、ダブルチェックでミス撲滅
入社してすぐ呉支店・港運チームに配属され、荷役作業を指揮するフォアマンの仕事に就きました。時間内に貨物を積降しし、遅延なく船を出港させるため、実際に作業を行う技能職員とのコミュニケーションの大切さを実感しました。同時に物流の原点を学ぶことができました。2021年1月からは広島船舶代理店事業グループにて、外国貿易船の入出港における税関、入国管理局、検疫所など関係官庁への申請手続きを主に行っています。英語での確認や、文化の違う国の船長とのやり取りなどは大変で、ミスがないよう部内でのダブルチェックは欠かせません。部内の3人で常に対象船に関する情報を共有しており、突然何かあっても担当できるようにしています。皆、年齢が近いので、フランクに会話ができる関係です。
仕事のやりがい船の規模や荷物に合わせた、最良の手配に挑む日々
何といってもスケールの大きさですね!まるでマンションが動いているかのようなスケール感。また、世界中から日本へ、日本から世界へ入出港する船と向き合う、世界を股にかける、グローバルな仕事だと実感しています。貨物を送り出す企業と船会社とが、運送契約を結んだという重要な証拠書類「BL(船荷証券)」を発行するときは、責任の重さを実感するとともに、大きな仕事を任されているというやりがいも感じます。船の規模も貨物も毎回違いますから、仕事内容が同じということはありません。もっといいやり方があったのではないか、もっと時間やコストをかけない方法があったのではと、正解のない仕事に挑む毎日も、やりがいにつながっています。
シーゲートコーポレーションの良いところ港湾でのサービスを一貫して提供できる業務の幅広さ
港湾物流業において、一貫サービスが提供できる、多様な部門を持っていることです。例えば「海外に貨物を発送したい」とのご要望があれば、トラックやトレーラーによる貨物陸送が可能で、物流事業グループで通関や関税の手続きができ、船の入港は船舶代理店事業グループが対応し、必要とあらばタグボートも手配します。外注しなくてよいので、お客様のコストカットにもつながります。幅広い業務内容を皆が熟知するために、当社では「若手ミーティング」を開催しています。総合職の若手が、それぞれの部署の仕事内容や特長を共有し、横のつながりも築いています。当社の強みを発揮するためにも、大切なミーティングだと思っています。また、「嫌な人がいない」、これは本当です。
これからの挑戦英語力を高め、貨物以外のフィールドにも挑戦したい
「客船」を扱ってみたいと思っています。残念ながら現在はコロナ禍で運航の見通しはたっていませんが…。旅行会社と連携しつつ、税関、入国管理局、検疫官と組んで行う大変な業務と先輩から聞いていますが、貨物とは違う目線で、「旅行」という商品と関わってみたいです。英語力の向上、英語でのコミュニケーション能力は、仕事において不可欠だと思っています。社内で英会話を定期的に学ぶカリキュラムを組んでくれていますが、それ以外にも、空いた時間があれば船に行き、積極的に乗組員と英語で世間話をするようにしています。違う文化を知ることもできますし、海外旅行気分で英語力がつけばいいなと思っています。
就活生へのメッセージ
私は自分の就職活動を振り返って、「自分の周辺の情報のみで就職活動をしていたな」と思います。両親や知人、OBやOGに「働くことって?」「企業って?」ということを聞いてみてもよかったかな。就職活動ではつい面接対策などに力を入れがちですが、もう少し視野を広げて、実際働いている人に話を聞いてみるのもいいのではないでしょうか。訪ねてこられたらいつでも歓迎しますので、ぜひ話を聞きにきてください。
一日の流れ
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- 8:20
車で出社
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- 8:30
着席
メールをチェックし、その日やるべき仕事の優先順位をつける。自分が担当する船が今どこを通過しているか、ポジション確認をする。船会社のオペレーターやバース管理者、船長とスケジュールなどの確認業務を行う。
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- 12:00
昼食
部署の3人で食事に行く。
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- 13:00
午前中に把握した内容で、各官庁に手配を行う
入出航時に必要な書類の印刷をし、船長にサインをもらうこともある。
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- 17:00
退社