曳船事業とは? 大型船の安全迅速な
接離岸をサポート
船会社や代理店からの委託を受け、細かな動きの不得手な大型船が安全で迅速に入出港できるようサポートするのがタグボートの役割です。引き船、曳船とも呼ばれます。小さな船体で高馬力。360度旋回するプロペラにより、海上で自在な動きが可能になります。
タグボートの主な業務は、船舶の接・離岸支援業務、漁船の多いエリアで船舶を先導するエスコート業務、造船所で船舶のシフトや進水補助に従事するドック作業など。
消火装置や油防除設備も備え、災害、救難、事故対応など地域の海の安全にも貢献しています。
どんな特長があるの? 曳船事業グループの3つの強み
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積み重ねてきた運航の実績
タグボートの運航開始は1966年から。以来、水島、呉、徳山、門司、博多を基地(常に係留しているベース港)としてご依頼元のオーダーに応えてまいりました。タグボートの船員それぞれが港の特長を熟知し、安全第一で作業を行っています。長年に渡って培ってきた信頼に応えるため、これからも海技を磨き伝承していきます。
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安全性を追求し、地域の特長に応じた
タグボートを配備狭い場所での作業が多い呉地区には全長の短い短胴船を配置。エスコート業務の多い水島地区では航走性に優れた全長の長いタグボートが、コンビナートの港である徳山地区では、火災事故・漏油事故などへの恒常的な備えをしたタグボートが作業を受け持つなど、地域性に応じた配備をしております。
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地元を中心に幅広いエリアをカバー
浅黄色のマストが目印の当社のタグボート。基地は水島、呉、徳山、門司、博多の5か所ですが、作業があれば遠方へも駆けつけます。
どんな船舶があるの? 保有船舶の紹介
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ひろ丸(総トン数:185.00t、定格馬力:3,600PS)
全長29.5mとタグボートとしては短胴の設計です。狭い港湾で安全に作業することを目的に建造しました。広島県呉市の”広湾”が船名の由来です。
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くれ丸(総トン数:190.00t、定格馬力:4,400PS)
広島県呉市が定係港の”ひろ丸”の姉妹船です。ひろ丸と同様に全長が短く狭い場所の作業が得意な上、4,400馬力とパワフルです。
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鷲羽丸(総トン数:244.00t、定格馬力:4,000PS)
メインの接・離岸補助業務のほかに備讃瀬戸を行き交う本船のエスコート業務も多く行います。航海しやすく、速度が出やすいように全長を長く設計しています。船名は、地元の海を見下ろす岡山県倉敷市下津井の”鷲羽山”に由来します。
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徳山丸(総トン数:223.00t、定格馬力:4,000PS)
当社のタグボート業務の先駆けとなったタグボートの名前を受け継いだ4代目です。
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周防丸(総トン数:219.00t、定格馬力:4,000PS)
徳山港内、特に周南コンビナートのハーバー作業をメインに稼働しています。船名は”周防灘”に由来します。
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周光丸(総トン数:221.00t、定格馬力:4,000PS)
徳山港内、特に周南コンビナートのハーバー作業をメインに稼働しています。
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かざし丸(総トン数:268.00t、定格馬力:4,400PS)
ハーバー作業だけでなく、遠方での作業や海事作業にも従事できるように設計された当社で最も大きいタグボートです。船名は福岡県北九州市の地元を見下ろす”風師山”に由来します。
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海門丸(総トン数:199.00t、定格馬力:4,000PS)
博多港の接・離岸補助作業をメインに稼働しています。
どこに拠点があるの? 拠点一覧
広島曳船事業グループ |
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水島支店曳船チーム |
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徳山支店曳船チーム |
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門司支店曳船チーム |
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